「珠洲市多目的ホール」は、市民と2年間をかけて、 市民ホールと市民参加についてワークショップを繰り返し行い、 プログラムづくりを進めてきた建築です。 その中で、未来の文化芸術をインキュベーターとして、 音楽を中心とした多目的ホールと笛ミュージアム、ワークショップルーム、 多目的サロン等を新しく導入し、プログラムを構成しました。 快適環境をつくるため、地域産の珪藻土を壁・床に導入し、 さらにレンズ状シェルを繋いで空中に浮かべてワクワクする建築を立上げ、 地元の樹木を導入してランドスケープをデザインし、地域に根付いた建築を実現させました。